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校長先生のお話

5月の言葉

心温かく季節に敏感な子に


 子ら摘みて届けてくれた季節の芽
   机の上の土筆(つくし)手に取る(静雲)

 待ちわびたように、ようやく乾きはじめた校庭を駆ける子どもたち。朝の音楽の中で、子どもたちは進んで朝マラソンに挑戦しています。雪解けの校庭は、また、新たな季節を迎えて活気を取り戻しました。
 子どもたちが、競い合い、声を掛け合いながら走る姿は実にすがすがしく活気にあふれています。桜のつぼみもようやくふくらみを増し、開花が待たれるこの頃、子どもたちは、春を見つけて校長室に届けてくれました。
子どもたちから届いた季節の息吹に心が和みます。
 さて、去る4月18日に本校では、アメリカ・メーン州から12名のお客様を迎えました。CRMS(カムデン・ロックポート・ミドルスクール)から、教頭先生を含む2名の引率の先生方と指導課の先生方や平川市のALTの皆さんとともに、10名の生徒さん方が来校し、本校162名との交流がなされました。
これは、平川市における中学生国際交流(受入れ)の一環として、小学校における学校交流のチャンスがあり、本校で実現したものです。今回、本校の子どもたちによる、同世代の生徒たちとの交流活動は、本校にとって歴史的な出来事となりました。今後、本校の子どもたちが中学校に進学した際に大きな自信に繋がり、今後の交流活動の充実に生かされていくものと期待しております。
今年度、【国際化に対応する教育の推進】が平川市学校教育指導の重点の一つになっておりますが、全校での歓迎集会のあと、5年生は書写を通した交流を行い、6年生は、外国語活動における生きた交流を行いました。今後とも、こうした交流活動を計画的・積極的に取り入れ、我が国や外国の文化や伝統について関心・理解を深めさせてながら、学年・学級経営の充実を図って参ります。
本校では、基礎基本の徹底を図りながら、「わかる授業」を積み重ね、心温かく、季節に敏感な子どもに育てて参りたいと願っております。そして、主体的に表現できる感性豊かな子どもを育てて参りたいと考えておりますので、今後とも、ご理解・ご協力の程をよろしくお願い申し上げます。         
 (2013.4.24)