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校長先生のお話

10月の言葉

進んで表現活動に取り組む子どもたち
―短歌・俳句から詩や散文などへ生かす―

 柏の葉露にぬれつつ輝ける
   朝日の中に子らの駈けくる( 静 雲 )

 登校後、急いで校庭に出る子どもたち。友だちと一緒に走る子、黙々と自分の目当てに向かって駈ける子。朝の校庭は、積極的に朝マラソンに取り組む子どもたちで活気があります。
 その日の体調を考えながら、走る回数を調整したり、風邪気味の子は走るのを控えるなど、自ら考え、声を掛け合いながら積極的に体力づくりに励んでおります。
 子どもたちは、春・夏・秋と季節をとおして体力づくりに励み、季節の色・匂いなどに触れ、季節の息吹を敏感に感じながら成長しております。
 このように、子どもたちは、めあてを持って体力づくりに励みながら、学校生活や日常の生活の中で感じたこと、考えたことなどを、俳句や短歌、川柳や詩などに積極的に表現しています。
 本校では、俳句・短歌などの短詩型により思いを自由に表現する活動を取り入れておりますが、どの学年の子どもも積極的に表現できるようになりました。
そうした作品を応募していますが、このたびの「東奥少年少女文芸大会」で多くの入賞者が出ました。
 今回、惜しくも入賞を逃した作品についても。それぞれに味わいがあり、入賞作品同様に素晴らしい作品がそろっていました。
 短歌・俳句・川柳・詩の4つの部門のうち、2つの部門で県最高位受賞者3名が出ました。この他、県2位が2名、県3位が2名、佳作が11名でした。
 本校の子どもたちは、スポーツ面でも見事な活躍が光っておりますが、このたび、日常の活動の中で表現する文化的な面でも活躍が認められました。これは、本校の子どもたちの心の成長の表れの一端でもあると受け止めております。
 皆様方のご協力のもと、子どもたちは積極的に表現活動に取り組んでおります。こうした活動を、今後、日常の詩や散文に生かしたいと願っております。

 (2013.10.24)